グラスフェッドの酪農を営む、美深町塩崎牧場、名寄市アグリフーディズム(乳製品加工)を訪問しました。
美深町は、札幌から高速道路使用で約3時間くらい、日本最北の料金所「士別剣淵」からさらに北上した所にあります。
広大な牧場で、のびのびと過ごす牛さん達。ストレスフリ〜!
草を食べ、歩き回り、お昼寝し、喉が乾けば近くの川で水を飲む。
塩崎牧場の塩崎さんは、北海道に憧れを抱き、大阪から北海道の大学へ。そこで酪農を学び、この道へ。
動物にも人にも優しい、自然に寄り添ったグラスフェッドの酪農を営んでいます。
グラスフェッドとは、grass=牧草、fed=食べ物(飼料)。つまり、草を食べて育ったという意味だそう。
農薬や化学肥料、遺伝子組換えの輸入飼料に頼った酪農が一般的となっていますが、グラスフェッド、放牧、オーガニック…色々な体に良さそうな言葉の入った商品も出回るようになって来ました。
しかし、消費者たちはどれだけ理解してくれているのだろう…と塩崎さんは話されます。
「グラスフェッド」と言っても、その牧草に農薬や化学肥料を使用していたり、「放牧」と言っても、遺伝子組換え輸入飼料を食べていたり、「オーガニック」と言っても、オーガニックの飼料を食べながら牛舎で過ごしていたり…という事もあったり。
塩崎さんは胸を張って、「うちは全部そろっています!」と言います!
抗生物質などの薬剤投与も行いませんが、牛のお医者さんを呼ぶのは年に2〜3回程度。免疫力が高いのでしょう。
搾りたての牛乳をいただきましたが、とてもまろやかで甘味があり、後味もサッパリ!臭みがありません。
体は一般的な乳牛より2回りくらい小さいでしょうか…乳量も、一般的な乳牛の約70%ほどと少なめ。
一般的な乳牛は一生で2〜3回の出産なのに対し、塩崎さんの乳牛は5〜6回ほど。一回の乳量が少なくても、トータルすれば同じくらいのお乳を出すそう。
現在30頭あまりの乳牛を飼育していますが、これ以上頭数を増やすと、牧場の面積をもっと増やして牧草も増やさなければならない。これくらいの頭数で、生活していけるから…とお話する塩崎さんのお顔は、とても穏やかなのが印象的でした。
何を食べて、どんな風に育てられているかは、現地へ行き、見て聞いて確かめるしかありません。
それを皆様にお伝えするのが、おいで屋の使命だと改めて実感しました。
以前、LINEメンバー様を中心に、グラスフェッドヨーグルトの試食をお配りし、いただいた感想は全て生産者さんへお届けしました。
最初は酸味が少ないヨーグルトですが、菌が生きているため、少しずつ酸味が出てきます。添加物を使用しないため、味を均一に保つのは難しいのです。
400ml前後のヨーグルトの相場は200円くらいでしょうか。グラスフェッドのヨーグルトはその3倍くらいの価格のため、「高い」と言われてしまいますが、基準がそこだから高いと思うだけで、この背景を理解すると、3倍の価格は納得。と言うか、当たり前…。
でも、消費者が「安いもの」を求めるから、企業側も頑張って安く売れるものをつくる。そのために、自然からかけ離れていく。それも納得。
価格でものを選んでばかり居ると、質で勝負する作り手さんは、売れないからと作ることをやめてしまいます。どうして安いのか?どうして高いのか?を考えて、モノを選んでいただけたら、と思います。
おいで屋では、グラスフェッド商品をロス無く必要な方へお届けできるシステムや、オンラインで生産者さんと繋がり、皆様に生の声をお届けできる方法を検討中です。
自分達の体を作ってくれる食べ物の事、一緒に学んで行きましょう



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向かって左側が酪農家の塩崎さん。
右側が塩崎さんの牛乳でバターやチーズ、ヨーグルトなどの加工をするアグリフーディズムの須藤さん。
食べた時に食べたいだけ草を食べる牛さん。
ずーっとモグモグしていました
近づいても大丈夫♬穏やかな目で見つめて来ます
可愛い〜
子牛さん。
搾りたての牛乳。お腹壊さないかちょっと心配だったけど、大丈夫でした
お子さんたちの手作り看板奥に見えるのがご自宅です。
二重の虹
牧場へ行くに途中立ち寄った、美深町の激流の滝。
写真では伝わりにくいけど龍みたい〜
虹の根元!この日は2回も虹を見ました